色々メモ

読んだ本のメモとか

SF

『宇宙へ』

#1736 #1737 もしも1950年代の技術ベースで本気で宇宙移住しなければいけない状況になったら・・・。 技術的な制限を創意工夫で乗り越える話、というよりは、当時の時代背景、特に女性や人種の差別に関するテーマが中心。 現代では当たり前にある権利も、ほ…

『移動迷宮』

#1733 中国史に絡んだSF短編集。 歴史に残る出来事にSFの内容を絡めたような話が多い。SF部分は理解できたけど、肝心の中国史に関する前提知識が足りず、理解が追い付かない部分も多かった。 三国志を少し読んだことがある程度の知識で戦うには強すぎたか。 …

『三体 II』

#1726 #1727 前編に引き続き、期待を裏切らない良作。 未来を描くSFの難点として、下手すると作中の技術について変なところで引っかかってしまうというリスクがある。本作は数百年というタイムスケールで進む内容にもかかわらず、作中の前提により技術進歩に…

『昔には帰れない』

#1725 SF短編集。 SFには、ちゃんと科学的に説明しようとするものと、フィクションとして設定の現実感なんて考えません、というタイプがあるけど、この本は完全に後者に振っている。 説明放棄している分、ぶっ飛んだ設定が多くて良い。 『ぴかぴかコインの湧…

『沈黙』

#1724 読みながら「なんだこれ」って何度も思った。 SFネタとしてはよくある、ある日いきなりインフラが止まったらというテーマなんだけど、各登場人物の行動が謎すぎて理解が追い付かない。 現実離れした人物のしゃべり方とか。翻訳がおかしいのかとおもっ…

『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』

#1723変わったタイトル、変わった内容。 数章読んで、小説の構造がわかると読みやすくなる。一方の主人公の行動+相手からの通信のセットを、役割入れ替えて交互に進める形式。 特に通信部分の文体が独特。原文だと詩のようになっているらしい。この辺りは和…

『メデューサとの出会い』

#1720 アーサーCクラーク短編3。 今回は、太陽系のいろんな星や衛星がテーマ。 当時わかっていた各星の特徴からSFのアイデアを出している感が強くて良い。 後半にSFではなくエッセイが4編入っている。 著者のもののとらえ方と、実生活がSFのネタになっている…

『90億の神の御名』

#1717 アーサーCクラーク短編2。 全体的に、宇宙開拓時代を描いた話が多め。テーマもなんとなく青少年向けというか、きれいな話が多かった。『月面の休暇』や『月に掛ける』など、少年時代に読んでたらもっと楽しめたかも、と思う。 表題作や、ラストで驚く…

『三体』

#1716 ザ・正統派SF。 とても評判が良かったので期待して読んだら、期待を超える面白さだった。 序盤でかなり細かくメイン登場人物にまつわる背景描写があるので、感情移入しながら読めるのが長編のいいところ。普通なら「なんでこんな行動をするんだろう?…

『太陽系最後の日』

#1711 アーサーCクラーク短編1。古き良きSF。 初めて読んだ本にもかかわらず、著者が有名どころすぎてどこかで読んだことがある話も多かった。 未読で面白かったのは『地中の火』ある種の叙述トリック。こういうガラッと変わって種明かし系の話はスッキリす…

『死んだら飛べる』

#1708 飛行機で怖い目に合うアンソロジー。リチャード・マシスンの『高度二万フィートの悪魔』と、ブラッドベリの『空飛ぶ機械』だけは知っていた。 知らないキング作品(『乱気流エキスパート』)を偶然見つけたので得した気分。 死んだら飛べる (竹書房文庫)…

『神々は繋がれてはいない』

#1699 ケン・リュウ短編傑作集6つめ。後半に選ばれただけあって、挑戦的なテーマというか、変わった話も多かった。 特に記憶に残った、というか考えながら読んだのは『ビザンチン・エンパシー』。二人の主人公が、それぞれの理想をもって難民問題に立ち向か…

『生まれ変わり』

#1696 ケン・リュウ短編傑作集5つめ。 こういう短編集の収録順番はどうやって決めているんだろう。 表題作の『生まれ変わり』は、自己というものについて考えさせられる。極端な話、夜寝て、起きたときに昨日と同じ自分であると自信をもって言えるかどうか。…

『フレドリック・ブラウンSF短編集 4 最初のタイムマシン』

#1689 全集1~3と比較して、数ページの超短編が多数。330ページに68編。 火星人とか金星人とか、現代なら荒唐無稽で片づけられそうな設定も当たり前のように使っていることに時代を感じる。でも、所詮フィクションなんだからこれでいい気もする。気になるな…

『誤解するカド』

#1666 ファーストコンタクトがテーマのSF短編集。 異なる文化の出会いを描くには、当然異なる文化について描写が必要。地球上で起きることならある程度推測はできるし、実際に異文化側の調査もできるけど、SFとなると全部空想で組み立てなければいけない。 …

『ノーストリリア』

#1665 人類補完機構の短編3冊を読み終え、唯一の長編へ。 これまでの短編からのネタが各所にちりばめられていて、読んでて楽しい。逆に、短編読んでないとわけわからない箇所が多い話とも言える。書かれていない内容を推測して楽しめるのが良い。 ノーストリ…