色々メモ

読んだ本のメモとか

『E=mc2のからくり』

#1738 うーん・・・。詰め込みすぎじゃないかなぁ。 ブルーバックスなのである程度一般層向けの書き方にしなければいけなくて、その点ではかなり創意工夫がされている本。でも、たとえ話を多用しすぎて結局肝心のところをはぐらかされたかんじ。 各トピック…

『宇宙へ』

#1736 #1737 もしも1950年代の技術ベースで本気で宇宙移住しなければいけない状況になったら・・・。 技術的な制限を創意工夫で乗り越える話、というよりは、当時の時代背景、特に女性や人種の差別に関するテーマが中心。 現代では当たり前にある権利も、ほ…

『シリコンバレー式 よい休息』

#1735 より良い仕事をするための戦略的休息のススメ。 「休む」ことの重要性を説き、その効果を上げるためのスキルを案内する本。 大きく10個のテーマに沿って、その科学的根拠と、多すぎるほどの実例を紹介。 良い仕事に結びつくことはもちろんだけど、延々…

『LIFE SPAN 老いなき世界』

#1734 老化を病気と考えて、その治療方法を探す。 サーチュイン遺伝子、食事制限、寒さを感じると寿命が延びるなど、断片的にWebなどで見ていた情報の総本山。ようやく体系的に話が分かった気がする。 老化とは何か、今どこまでわかっているかという科学寄り…

『移動迷宮』

#1733 中国史に絡んだSF短編集。 歴史に残る出来事にSFの内容を絡めたような話が多い。SF部分は理解できたけど、肝心の中国史に関する前提知識が足りず、理解が追い付かない部分も多かった。 三国志を少し読んだことがある程度の知識で戦うには強すぎたか。 …

『分子調理の日本食』

#1732 CGかと思ったら実物の写真だった。 化学技術を使って新しい食事を考える本。食品添加物でどこまで既存の料理の常識を覆せるかへの挑戦。 「逆ロールキャベツ」「お吸い物球体」など、発想がすごい。 なかなかぶっ飛んでる例もあるけど、考えてみれば今…

『にわかには信じがたい本当にあったこと』

#1730 ナショナル ジオグラフィックのWebページにある記事をまとめました。みたいな本。正直微妙。 科学的解説は長くなるのでしょうがないとして、せめて写真くらいは入れてほしかった。 ナショナル ジオグラフィック にわかには信じがたい本当にあったこと …

『光るクラゲ』

#1729 子供のころ、遺伝子組み換えで光る動物の写真を教科書か何かで見た記憶がよみがえった。 生物発光の研究の副産物として見つかった蛍光タンパク質が、最新の生物学研究で使われるまでの道のりがまとまっている本。 各国の科学者が補完しあって技術が進…

『共食いの博物誌』

#1728 タイトル通り、共食いに関することはこれ一冊で網羅的に知れる。 序盤は昆虫・魚類・そのほか動物から恐竜・原始人まで、さまざまな動物種に見られる共食いのパターンと、その進化上の利点についての考察。 おたまじゃくしの例とか、複数の個体が集め…

『三体 II』

#1726 #1727 前編に引き続き、期待を裏切らない良作。 未来を描くSFの難点として、下手すると作中の技術について変なところで引っかかってしまうというリスクがある。本作は数百年というタイムスケールで進む内容にもかかわらず、作中の前提により技術進歩に…

『昔には帰れない』

#1725 SF短編集。 SFには、ちゃんと科学的に説明しようとするものと、フィクションとして設定の現実感なんて考えません、というタイプがあるけど、この本は完全に後者に振っている。 説明放棄している分、ぶっ飛んだ設定が多くて良い。 『ぴかぴかコインの湧…

『沈黙』

#1724 読みながら「なんだこれ」って何度も思った。 SFネタとしてはよくある、ある日いきなりインフラが止まったらというテーマなんだけど、各登場人物の行動が謎すぎて理解が追い付かない。 現実離れした人物のしゃべり方とか。翻訳がおかしいのかとおもっ…

『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』

#1723変わったタイトル、変わった内容。 数章読んで、小説の構造がわかると読みやすくなる。一方の主人公の行動+相手からの通信のセットを、役割入れ替えて交互に進める形式。 特に通信部分の文体が独特。原文だと詩のようになっているらしい。この辺りは和…

『スパイ的思考のススメ』

#1722 めちゃくちゃ胡散臭いタイトル+ナショナルジオグラフィック社という異色の組み合わせ。 内容は想像してたより普通。心理術の本として読めばそれなりに楽しめる。 あと、間に挟まるスパイコラムがちょっと面白い。 欲を言えば、思考方法が箇条書きされ…

『元彼の遺言状』

#1721 2021このミス大賞 正直主人公のキャラの立たせ方が苦手なタイプで、序盤キツかった。 とはいえ、さすがに大賞取るだけあって王道展開で、話の中で主人公がどうしてこうなったのかがわかって感情移入しやくすなるし、最後に成長も見られる黄金パターン…

『メデューサとの出会い』

#1720 アーサーCクラーク短編3。 今回は、太陽系のいろんな星や衛星がテーマ。 当時わかっていた各星の特徴からSFのアイデアを出している感が強くて良い。 後半にSFではなくエッセイが4編入っている。 著者のもののとらえ方と、実生活がSFのネタになっている…

『パルダリウム ハンドブック』

#1719 水槽内で亜熱帯雨林の世界を再現するパルダリウムのハンドブック。 実際の育て方も少し載っているけど、8割近くが原産地で色々な植物が生えている様子の写真集。現地を再現する、という前提なので現地を知らなければ始まらない。 有名どころの観葉植物…

『幻の女』

#1718 前情報も何もなく、たまたま手に取って読んだ本がとても面白かった時の喜び。 しかも、1942年に書かれた話だったとは。新訳版だからということもあるだろうけど、読んでいて全然古臭さを感じなかった。 ミステリーとしての展開も、今読んでも全く問題…

『90億の神の御名』

#1717 アーサーCクラーク短編2。 全体的に、宇宙開拓時代を描いた話が多め。テーマもなんとなく青少年向けというか、きれいな話が多かった。『月面の休暇』や『月に掛ける』など、少年時代に読んでたらもっと楽しめたかも、と思う。 表題作や、ラストで驚く…

『三体』

#1716 ザ・正統派SF。 とても評判が良かったので期待して読んだら、期待を超える面白さだった。 序盤でかなり細かくメイン登場人物にまつわる背景描写があるので、感情移入しながら読めるのが長編のいいところ。普通なら「なんでこんな行動をするんだろう?…

『美味しい進化』

#1715 人類史をたどりながら、食べていた食物と調理方法、食材の調達方法の進化を見る。 単なる進歩を進化と言い換えているのではなく、食料となる生物の遺伝子や、食べる側の人間の遺伝子など、文字通りの進化をベースに書かれている。 牛乳でお腹を壊す人…

『三体問題』

#1712 天体の動きを数学的に考える。 物理的な課題から数学の問題になり、数学上の特殊解を満たす天体が実際に見つかるという流れは、生物学で進化論から想定される生き物が見つかる話と似ていて面白い。 数学上こういうものがありえて、もしそれが実際にあ…

『太陽系最後の日』

#1711 アーサーCクラーク短編1。古き良きSF。 初めて読んだ本にもかかわらず、著者が有名どころすぎてどこかで読んだことがある話も多かった。 未読で面白かったのは『地中の火』ある種の叙述トリック。こういうガラッと変わって種明かし系の話はスッキリす…

『世界を騙しつづける科学者たち 』

#1710 #1714 タイトルだけ見ると科学批判のトンデモ本みたいだけど、内容は真逆。 科学者からの報告から明らかなことに対し、非論理的に荒さがしをして場を乱す一部の科学者を批判する本。 序章より 自然界の真実を明らかにすることに身を捧げた科学者がなぜ…

『ヘンな科学 イグノーベル賞研究40講』

#1708 最新の受賞研究を含めた、イグノーベル賞の紹介本。単なる面白ネタに留めずに将来展開をフォローしているのが良い。国内受賞者にインタビューしたり、主催者に連絡を取ったりと、しっかり書いている印象。 同テーマの本はほとんどが受賞作の羅列に終わ…

『死んだら飛べる』

#1708 飛行機で怖い目に合うアンソロジー。リチャード・マシスンの『高度二万フィートの悪魔』と、ブラッドベリの『空飛ぶ機械』だけは知っていた。 知らないキング作品(『乱気流エキスパート』)を偶然見つけたので得した気分。 死んだら飛べる (竹書房文庫)…

『図書館司書と不死の猫』

#1707 変わった構成の本。 各章それぞれ異なった形式で断片的に描かれる内容を、想像で補完しながら読む。おもしろい仕組み。 本筋とはあまり関係ないけど、主人公の飼い犬が絡むシーンのネタが良かった。 図書館司書と不死の猫 作者:リン・トラス 発売日: 2…

『魚は痛みを感じるか?』

#1706 目を背けられてきた話題。 トロール漁などで海中から引き上げられた大量の魚が、窒息死するまで放置されているという現状。これが哺乳類なら抗議運動が起きかねないひどい扱い。にもかかわらず、なんとなく魚は例外的に扱われている。 子供のころ、魚…

『数学で読み解くあなたの一日』

#1705 身の回りのものを、数学で考える。 内容が著者の専門に偏っているので、タイトルとはちょっと違う印象を受けた。 食品の栄養成分表示に関する考察が面白かった。栄養成分表の集計単位(100gあたり、とか、一人分75gあたりとか)が任意に設定できるので、…

『伝染る恐怖』

#1704 伝染病に関係したミステリー短編集。コロナの時期にこんな本が見つかるなんて偶然だなぁと思ったら、コロナ禍で発行されていた。 伝染病という背景によって人間の行動が変わることを利用したストーリー構成が多く、どんなことでも話のネタになるな、と…